肌の構造と役割

肌の構造と役割

私たちの肌には、どのような役割があるのでしょうか。肌の構造や役割を理解することによって、肌とどのように向き合えばよいか、そのヒントを知ることができます。肌の役割は、大きく分けて4つあります。外的刺激から体内を守るバリア機能、皮脂や汗を分泌して老廃物を排出する機能、体温を一定に保つ機能、触・圧・痛・温・冷などの感覚を伝える機能。このように、身体を正常な状態に保つ上で大切な働きをしています。

皮膚は上から表皮・真皮・脂肪組織である皮下組織の3層でできています。表皮は、外気や紫外線など、様々な外的刺激にさらされている部分です。私たちの目に触れているのは表皮の最も外側にある、角質層と呼ばれる部分で、化粧品の作用が届くのは表皮の角質層までです。

角質層は名前の通り、約10~20の層の角質細胞が重なり、その間は角質細胞間脂質で満たされています。厚さは約0.02mmほどですが、その働きは重要で、細菌などの侵入や水分の蒸発を防ぐとともに、角質層内部の保湿成分が失われるのを防ぎ、みずみずしさを保っています。表皮の最も下の層である基底層では、新しい細胞が生まれます。通常、顔は、平均して約28日間かけて肌の表面まで押し上げられ、最後は垢となって剥がれ落ちます。これが、皮膚のターンオーバーといわれる仕組みです。

正常な角質層は必要な水分を保ち、外的刺激から肌を守っていますが、乾燥した状態では表面が荒れてなめらかさを失っています。また、カサつきや皮膚トラブルを起こしやすくなります。ターンオーバーが乱れ、肌のバリア機能が低下する要因は、加齢や体調の変化に加えて気温・乾燥・紫外線・ホコリ・アレルギーなどがあげられます。すこやかな肌を保つためには、ターンオーバーが正常に機能することが大切です。また、こういった変化に対して大きな影響を受けないよう、日常的な保湿ケアが欠かせません。

肌の潤いを保つしくみ

私たちの肌には本来、自ら水分を保つしくみが備わっています。しかし、クレンジングや洗顔をすると、一時的に肌表面にある皮脂膜が失われ、無防備な状態となります。そのため、化粧水や乳液・クリームなどで皮脂膜の働きを補い、潤いを守る必要があります。また、最近では紫外線量の増加やエアコンによる影響もあり、肌にとって過酷な環境にさらされる機会も増えています。肌が持つ機能を理解し、季節や体調の変化を見ながら保湿アイテムでケアしましょう。

NMF(天然保湿因子)

角質層の約30%を占める天然保湿因子、NMF(Natural Moisturizing Factor)は、角質細胞内に存在する物質で、皮膚に元来備わっている保湿成分です。ターンオーバーの過程でタンパク質が分解されることで生み出され、半分以上がアミノ酸やアミノ酸代謝物でできています。NMFは、角質層内の水分となじみやすい性質があり、角質層の水分を保持してすこやかな肌状態を保つための重要な働きをしています。そのため、ストレスや外的刺激などでターンオーバーのリズムが乱れると、角質層の水分保持機能にも影響が現れてきます。すこやかな肌を保つために、外的環境や生活習慣にも左右されないケアを心がけましょう。

角質細胞間脂質

角質細胞同士の間を満たしている脂質のことを指し、その成分中の約半分を占めているのが「セラミド類」です。そのほか、脂肪酸やコレステロールなど、複数の脂質で構成されています。角質細胞間脂質は、水分を含んだ層状構造の液晶ゲルを作って角質層内部の水分蒸散を防ぎ、肌の潤いを保ちます。また、角質細胞の間にあり、角層の剥離をコントロールして、なめらかな皮膚を保つ働きがあります。角質細胞間脂質の量が減ると、外部からの刺激を受けやすくなり、肌は荒れやすい状態に。それを防ぐためには、セラミドなどを含んだ保湿アイテムでケアすることが必要です。

皮膚膜

皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗が混ざり合ったもので、天然のクリームとも言われ、肌の水分蒸散を防いで表面をなめらかに保っています。また、皮脂膜に含まれる脂肪酸によって弱酸性(pH4.5~6.5)を保ち、細菌の繁殖を防いでいます。皮脂膜は外的刺激から皮膚を保護するとともに、肌の潤いを保つ重要な役割をもっています。過剰な頻度で洗顔をしたり、温度の高いお湯での洗顔も、皮脂を必要以上に奪ってしまう可能性があります。また、湿度の低い冬などには肌の水分が奪われやすくなるため、乳液やクリームで皮脂膜の働きを補うことが大切です。

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