私たちの肌は、年齢とともに変化します。10代で見られるニキビはホルモン分泌の変化によるものですが、20代以降にできる「大人ニキビ」はストレスや不規則な生活、運動不足などが影響し、発生すると言われます。余分な皮脂を取り除いて清潔な状態に整え、皮脂の分泌量を見ながら保湿アイテムを選ぶことが大切です。また、30代を過ぎると天然保湿因子・角層細胞間脂質・皮脂が減少し、乾燥しやすくなります。そのため、高保湿アイテムへの切り替えが必要です。
50代になると、肌のバリア機能に欠かせないセラミドの量は、20代の約半分に。すこやかな肌を維持するため、みずみずしさに直結する水分、バリア機能を補う保湿成分、肌を保護する油分、このモイスチャーバランスの維持が欠かせません。一方で、見た目の印象にも影響する肌のキメは、弾力性やハリと異なり、加齢による変化は大きくありません。皮膚の表面の凹凸が均一に整った状態、これを「キメの整った肌」と言います。保湿ケアの効果が比較的表れやすく、ケア次第でキメの細かい状態を保つことができます。