PRODUCT IN DETAIL 石けんのつくり方

「ハンドメイドボタニカルソープ」には、釜焚き石けんと透明石けんの2種類があります。昔ながらの釜焚き製法を受け継ぐのは、グループ会社の松山油脂墨田工場です。釜焚き石けんの製造は、主原料である植物オイル・脂肪酸を釜に仕込むところから始まります。次いで、加熱攪拌しながら苛性ソーダで原料油脂を鹸化し、石けんを生成させます。

そして、ここからが肌にやさしい石けんづくりのポイントとなる工程です。食塩を加えて石けん分を釜の上層に集め、不純物を沈殿させる塩析。釜で静かに保温して石けんの純度を高める静置。再度不純物を沈殿させて石けんの純度をさらに高める仕上げ塩析。ここまでにおよそ100時間がかかります。ようやく焚き上がった石けん素地には、最も古い保湿剤といわれ、つっぱり感を和らげるグリセリンが自然に溶け込んでいます。洗浄力が人の肌に適している、これが釜焚き石けんの大きな特長です。

焚き上がった石けん素地は、パイプに注入し、一昼夜かけて冷やし固めます。固まったら抜き出し、使いやすい大きさに小切りして、ひとつひとつすのこに並べます。この時、石けんはまだやわらかく、すぐに傷がついたりへこんだりするので作業は慎重に、でも手早く。その後およそ20日間乾燥室で管理して熟成させ、石けんを硬く密にします。乾燥熟成後は検査を済ませて包装、梱包までを手作業で行います。伝統的な製法と繊細な手仕事、適切な規格。これらを一体にし、顔も身体も洗える石けんをつくっています。

温度計を見つめる真剣なまなざし 釜炊き製法を受け継ぐ工場の窯場 釜の中の温度は化学反応で100度以上になる 熱い液状の石けん素地を枠となるパイプに注入 1本のパイプから小切りされる石けんは12~13個 包装は異物が無いかを確認しながら手作業で行なう

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