回収したガラス容器のうち、再利用の対象となるのは化粧水と入浴料の容器です。それらの容器を、欠けや割れなどの破損がないか念入りに確認した後、熱湯による煮沸洗浄を行ないます。内部の微生物を含む汚れが除去された状態となった容器は、新たに製造される商品の「リユースガラス容器」として使用。このたび商品化されることになったのは、化粧水容器167本、入浴料容器117本です。皆さまのご協力のもと、新たな一歩が踏み出せました。

店舗では、フレッシュな香りを試していただきたい想いと衛生面から、テスターの交換を自社の定めたルールに基づき実施しています。これまで全国の店舗でその役目を終えたテスター容器は、それぞれの店舗でリサイクルゴミへ出していました。このたび「リユースガラス容器」の製品化への流れができたことにより、テスター容器の再利用への取り組みも開始しています。

再利用の対象に含まれないガラス容器も、引き続き回収を行ないます。回収された容器はガラス粉砕工場へ送られ、砕いた後、異物を除去し最終検査を経てリサイクルボトルなどの原料に。その多くは、飲料メーカーや医療品メーカーで一般的に用いられるボトルとして新たに生まれ変わります。市場のガラスボトルの約8割がリサイクルボトルであると言われている日本では、製造基準が厳しく、その品質は世界的に見ても高いものです。
※回収方法は再利用対象品と同様になります。