スタッフの声

本部スタッフ(店舗管理スタッフ)
S.K. / 2012年入社

― ショップスタッフから本部スタッフにという経歴があるのですよね。前職では販売に携わる仕事でしたか。
いいえ、モノづくりが好きだったので、前職は公園の遊具や、公共スペースにあるベンチなどをつくっている会社で商品開発をしていたんです。アイデア出しやポスター・図面作成などを主に行っていました。でも、製品を実際に使っている人がどのような気持ちで使っているのかわからなくて。「エンドユーザーの気持ちがダイレクトに伝わってくる仕事がしたい」と思うようになって、好きな会社やブランドからマークスアンドウェブを選び転職しました。

― 販売の経験は少なかったのですね。
はい。学生時代のアルバイトで接客業を少しやっていたくらいでした・・でも、どういう人が使っていて、どんな商品を求めているのか肌で感じたいという気持ちがあったので、商品開発の仕事にも興味はありましたが、ショップスタッフとして働こうと思いました。

― 初めて配属になった店舗はどちらでしたか。
入社した2012年に、東京ソラマチショップのオープニングスタッフとして配属になりました。初めての販売でしたが、接客がすごく楽しくて、商品をたくさん試せるのも嬉しかったですね。その後、渋谷の店舗への異動もあり、ショップスタッフとして楽しく働いていました。

― 店舗で経験を積んでいったのですね。
はい。そして、異動してから一年半後に店長のお話をいただきました。驚きましたが、長く働いたお店で新しい経験ができるし、「やるしかない!」と思って挑戦しました。

― 店長の仕事はいかがでしたか。
店長の仕事は、チームづくり、お客様の動向などをスタッフと共有してどうしていくかなど、多岐にわたっていて。これまではいちスタッフとして意見を出すだけでしたが、それを店長としてどうするのかハンドリングできる楽しさを感じましたね。スタッフそれぞれの店舗への思いを、みんなが納得する答えにまとめることに努力していました。店舗としては6人体制の大所帯でしたが、チームワークが良く、多くの場面で助けられました。

― その後、本部スタッフとしてヘッドオフィスへの異動。職場も中目黒に変わりましたね。
中目黒はおしゃれな街という印象があったので始めは緊張していましたが・・(笑)オフィスの周りは住宅街で落ち着いていて安心しました。通勤に片道1時間半ほどかかるのですが、その時間で気持ちの切り替えができています。ラジオを聴きながら通勤するのが毎日の楽しみです。

― 初めての本部での仕事はどのようなものでしたか。
店舗をサポートする仕事に就いたのですが、各店の店長をどうサポートしていくかを意識していく必要がありました。店長時代は自分の仕事しか見えていなかったところがあったのですが、さまざまな店長のブランドやお店への思いを感じ、逆に学ばせてもらうことが多かったですね。

― 現在は「店舗管理」という部署で働いていますね。どんな仕事をする部署ですか。
「店舗管理」という名前だけに、店舗に関わることが仕事になります。大きく分けて、売上管理、販売促進、店舗開発を行っています。仕事によって内容や進め方が違うので大変さはありますが、全ては店舗運営のサポートに繋がっているので、それを一括して見られるのが特長ですね。

― 主にどんな仕事を担当していますか。
メインでは全店、もしくは個店で行う販促を担当しています。ただやって終わりではなく、実績が伴ったか、店舗のモチベーションアップに繋がったかという成果の部分や、次はどうしていくかという振り返りまで必要な仕事です。

― 最近はフェイスケアの企画がありましたね。
はい。トライアルパウチやプロモーションカードを配布する企画ですね。ブランドとして、「マークスアンドウェブのフェイスケアの良さをもっと知っていただきたい」という気持ちがあるので、お客様に納得してご購入いただくためのツールとして、接客に組み込んで活用しています。店舗をサポートしているアドバンスショップマネージャー、商品開発、デザイナーと繰り返し意見交換しながら成果に繋がったので、やりがいがありました。

― 成果が感じられると嬉しいですね。
お客様から直接声が聞こえてこなくても、スタッフから良い反応や感想を聞くと嬉しいです。また、スタッフも納得して取り組んでくれたんだなと感じ、励みになります。

例えばフェイスケアであれば、接客に自信のなかったスタッフが、パウチのご案内を通して詳しく提案できるようになったというのを聞くと、これもひとつの成果と感じます。売上の結果だけではなく、のちのち、半年一年後のスタッフの成長、ブランドや商品の認知が広がることも目的のひとつであると思っています。なので、その場の振り返りだけではなく長期的なスパンで振り返ることも大事なんだということを学びました。

― 仕事をするうえで、大切にしていることは?
私がショップスタッフという立場を経てきているので、店舗側の気持ちも尊重したいと思っています。店舗、スタッフの気持ちを汲みとったものを形にしつつ、そればかりに偏らないように客観的な視点も持ち、両方を考えた上で実行に移すというバランスを大切にしています。

― 店頭での経験を大事にしてきたのですね。
そうですね。入社してこれまでいろいろな部署を経験してきましたが、なんでも構えずに、まずはやってみようと思えるタイプだったからこそ、店舗スタッフから現在の店舗管理という仕事に辿り着いたのかなと思っています。

― ここまで仕事について伺ってきましたが、今度は趣味のお話を。学生時代は美術を専攻されていたのですよね。
はい。美大ではインテリアデザインを学んでいました。

― これまでに趣味でつくったものはありますか?
そうですね、地味なことしかないのですが・・(笑)消しゴムはんこで年賀状やメッセージカードをつくっています。あと、友達の結婚式でウェルカムボードをつくったり、送別アルバムをつくったりするのも好きですね。

― 誰かのためにつくるのは素敵ですね。
最近はもっぱら編み物にはまっています。マフラーや帽子を編んで、どちらもこの冬に使っています。今は母の誕生日プレゼントにベストを製作中。誕生日は過ぎてしまったのですが(笑)のんびり編んでいこうと思います。

― 編み物の面白いところは?
間違ったらやり直せるところとか、ちょっとずつ完成形がみえてくると達成感を感じられるので楽しいですね。もともとコツコツ型ではなくて、すぐに結果を出したいタイプなんですが、コツコツやる楽しみを味わわせてくれます。

― しばらくは編み物ブームが続きそうですね。
はい。でも一番続いている趣味は、ソフトクリームの立体看板を写真に撮って集めることなんです。フォルムがかわいらしくて。今では300枚くらい写真が集まりました!