メープルについて
MAPLE IN DETAIL
少し専門的な話になりますが、木材は細胞壁・結合水(細胞壁中に含まれ、多糖類と結びついている水)・自由水(空隙部分に含まれる水)で構成されています。乾燥させるとまず自由水が揮散し、さらに乾燥が進むと、結合水の揮散が始まり、木材は収縮を始めます。この結合水の減少に伴い、木材は徐々に強度を増し、腐朽菌に侵食されにくくもなります。また、乾燥を十分に進めることにより、収縮や反り、割れなど乾燥による木材の変質や、木材そのもののくせを見極めてから加工することができます。MARKS&WEBのメープル材は、屋外での自然乾燥とボイラーによる強制乾燥を繰り返し、含水率を適正に管理しています。乾燥工程では、材と材をただ重ねるのではなく、三角柱を支点に固定し、含水率の不均一化を防いでいます。規格を満たすための乾燥には時間がかかりますが、仮に木材の供給が滞ったときには、出荷を一時停止しています。天然物に、他の工業製品同等の機能性を与えるために、これからも厳密な商品管理に努めます。
メープルの美しい木目を保つためには、使い方が重要です。まずはカビ対策。カビは高温多湿の環境、一般的には温度20℃、湿度75%を超え、さらに栄養源があると繁殖活動を始めます。皮脂・汗・タンパク質・石けんカス。これらはすべてカビの栄養源となるので、水分と一緒にきれいに取り除くことが一番の対策になります。使用後は必ずきれいなお湯でよくすすぎ、水をしっかり切ることも大切です。水分が減るほどブラシ内の湿度が下がり、カビの発生を抑制します。入浴後は熱いシャワーで浴室全体の汚れを流してから、冷たい水をかけて浴室内の温度と湿度を下げます。まわりの湿度を下げることも、カビ防止には重要です。そして、風通しのよい日陰に干しましょう。直射日光に当てると殺菌効果は高まりますが、木目の色あせ・割れ・反りの原因になります。短時間さっと当てる程度にとどめてください。どんなに気をつけてもいずれは傷んできます。自然物は最後には自然に還るもの。この特性をご理解いただきながら、メープルの心地よさを味わってください。
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